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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年1月11日付け

 本紙掲載の寄稿を受けて即座に行動を起こした「希望の家」「こどものその」の2団体。もちろん初期段階の対応の悪さは褒められたものではないが、素直に批判を受け入れ、反省と謝罪の意を示した。ちなみに「こどものその」に寄稿の内容を伝えたのは、希望の家の大野副理事長だとか。編集部の方針では、特定の団体を匿名で批判する文章は掲載しない。内容が内容だけに特例として載せたわけだが、良い結果になって喜ばしいかぎり。
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 国際交流基金(深野昭所長)が『まるごと日本語講座』の受講生を募集している。独自の教材を使った読み書きの基礎と、聞く・話すの活動が学習の柱。今月末〜2月初旬に3コースがスタートする。各コース週1回で全30〜40時間、場所は同基金もしくはアリアンサ日伯文化協会。関心のある方は同協会(11・3209・6630)もしくはサイト=fjsp.org.br/marugotoまで。
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 職業体験学習は、文部科学省によって定められたプログラムのため、サンパウロ日本人学校に限らず、日本の学習指導要領に基づいて運営される全国の中学校で実施されている。同校の桝本先生によれば、治安の悪さによる安全面の苦労は絶えないようだが、「日本ではなかなか行けない事業所が多い」という。本紙もその一つだとか。生徒らには若くして海外にいるメリットを存分に活かし、より良い人材として成長できるよう頑張ってしいもの。

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