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もうすぐ開幕カーニバル!=今年も日系人ら多数活躍=「東洋」に注目集まる=韓国、中国もテーマに

ニッケイ新聞 2013年1月31日付け

 いよいよ来週末に控えたカーニバル。例年、聖市では日本文化や日本移民をテーマにしたパレードが企画されるが、それでは新鮮味がなくなったか、今年は中国、韓国も増えて〃東洋〃として存在感を見せている。グルッポ・エスペシャルでは、サンバチーム「インペリオ・デ・カーザ・ベルジ」が中国医療、08年に日本移民百周年をテーマにした「ウニードス・ダ・ヴィラ・マリア」は韓国移民50周年を取り上げる。その他、グルッポ・プリメイロでは、世界的デザイナーのコシノジュンコがデザインした衣装で駐在員を中心とした約90人が参加を予定しており、話題が尽きないカーニバルとなりそうだ。

 バロッカ・ゾナ・スールはコシノジュンコ本人が参加するほか、約90人の日本・日系人が彼女のデザインの衣装で踊る。同チームが所在する聖市のジャバクアラ区の歴史がテーマだ。
 長年カーニバルへの憧れがあったというコシノジュンコは、同地で最初に日本人が入ったジャルジン・オリエンタル区をモチーフとしたデスタッキ(山車の上など目立つ場所の人)、その周辺で踊る日系人のアーラ(隊列)の衣装デザインを手掛けた。5日に来伯し、6日から練習に参加予定。当日はオリジナルの衣装で最後の山車に乗って登場するという。
 同チームは90年代半ばを境にグルッポ・エスペシャルから降格し、昨年はグループ1となったが、コシノジュンコによる新風で巻き返しを期待している。
 インペリオは古代の治療法「Cura」をテーマとし、中国医学をモチーフとした山車に日系人45人を採用。日本からも5人が来伯し、パシスタ(ソロダンサー)やスタッフとして活躍する。
 同チームで8年連続メストレ・サーラ(旗持ちの先導役)を務める三由翼さん(32、埼玉)がアーラの調整役を任されたことから、東洋医学がモチーフであるにもかかわらず、日本人や日系人が多数参加することになった。
 以前、平成学院で日本語教師を務めた経験があったため、同学院の父兄が多く参加した。すでにキャンセル待ちは10人とか。非日系3人を加えた計48人が、山車の前面に設置されたシーソー型の大仕掛けに乗る。
 三由さんは日本でサンバ教室を開いて教えつつ、毎年4カ月滞伯してカーニバルに出場している。限られた滞在でありながら重要な役を毎年任されているのは、「これまでの積み重ねがあるし、それだけチームを愛している。皆からの信頼もあるから」と言う。
 長年チームと歩みをともにしてきたが、「これだけ日本人、日系人がチームから出るのは初めてで、すごく嬉しい」と笑顔を見せた。

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