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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年2月28日

 毎年、いつもこうだ。「ブラジルの正月は物足りないねえ」と年始あいさつ、イベントが少ないため「カーニバルまではダメだね」。でも終わるや否や「2月も終わりか…」と愕然。まさに「にげる」月なのだが、編集部メンバーの頑張りで紙面は賑やか。印象に残った如月後半の言葉を拾い上げてみたい▼「夢が叶った」。ベテラン18選手が東京ドームで日本のチームと対戦する。スターは日本同様、長嶋、王だった。後楽園が東京ドームと変わっても〃聖地〃に違いはない。そのほとんどが初訪日という往年の野球少年たち。どんな心境で夢の舞台に立つのだろう▼「無念の移民に故郷の石を」。今年11月に日本から1千人が来伯する「世界青年会議所大会」。日系メンバーらが、全都道府県から石を持ち寄ってもらい〃ミニ日本〃を作ろうと張り切っている。立派なモニュメントになるだろうし、全国の将来を担う人材に移民の歴史を伝える絶好の機会だ▼「恩返しをしたい」。沖縄県人会の新会長に就任した田場ジョルジさん。現役最長、30年間理事を務める。事業立ち上げに協力してくれた県人に義理を感じて以来、運営に力を注いできた。全伯に44支部を抱える大所帯、会計問題も山積だけに、その手腕に期待がかかる▼門下生らの願いと、23もの団体が後援となったことでその人柄と貢献が推し量れる。「真喜屋弘音楽研究所15周年・第1回発表会」。後進の指導、伴奏と裏方に徹してきた。取材記者によれば、口数はないが、長い舞台の半分は歌っていたとか。記事中に発言はないが、歌にこめた言霊が確実に次世代を育んでいる。(剛)

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