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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年3月12日

 東日本大震災被災者を含む高校生平和大使4人が、市内のタカシ・モリタ学校を8日に訪れた。とある生徒は、講演前に流された津波が町をのみこんでいく映像を指し、「これはもう見る必要がないと思う」と語った。
 被災した2人の高校生が思い出してしまうのがかわいそうだから、という彼なりの思いやりや考え方からきた発言だ。
 11日のNHKの番組で、アナウンサーは視聴者からのコメントを紹介しながら、「震災を忘れないために、私たちメディアも伝え続ける必要があります」と話した。
 「忘れないため」とは、何を忘れないためだろうか。自然災害を前にした人間の無力さ、今でも震災後の影響に苦しむ被災者の存在だろうか。
 前述の彼の言葉でそれだけではないと思った。どんな状況でも希望を失わず前を見ることの大切さ、それを被災者から学んだことも、同時に忘れてはいけない。(詩)

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