ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年3月27日

 移民史料館にはすでベーラクルス支部聯盟旗が所蔵されているが、頻繁に使われなかったのか新品のよう。寄贈された聯盟旗はかなり使い込まれており、歴史の重みがより感じられる。両親の思いがこもったものだけに、保生さんは旗と寄贈するにあたり、「両親の写真を旗の上に置き、記念撮影した」と目を腫らした。山下リジア運営副委員長によれば、「いつから展示されるかまだ分からない」という。森口イナシオ運営委員長が言うとおり、ぜひ「日本移民と第2次大戦」とか「勝ち負け抗争」のシンポを開催してもらい、史料館には移民史を掘り下げる先導役になってもらいたいもの。
     ◎
 平田アンジェラさんが輸出戦略を請け負っている「Naturale」社。「日本の大豆に近いものを作り上げた」ことで、日本をターゲットに販路開拓に乗り出した。創業約50年になる京とうふ藤野や京タンパクに出荷が始まったほか、徳島県鳴門市に本社を置くさとの雪からは幹部が生産地の視察に訪れた。アメリカに次ぐ大豆の輸入先ブラジルに更に注目が集まりそう。
     ◎
 本紙13日付けでお伝えしたグァタパラ移住地の強盗多発事件。来社した茂木常男会長らによれば、強盗の被害はないようだが、「警戒しているということを知らせるしかない」と移住地内に設置されているサイレンのや修理などに取りかかるという。新体制の初仕事になりそうだ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 勝ち負け巡るそれぞれの思い=二分したアサイ移住地=(1)=戦後25年「日本は勝った」2018年9月21日 勝ち負け巡るそれぞれの思い=二分したアサイ移住地=(1)=戦後25年「日本は勝った」  4大移住地のひとつに数えられ、戦後はコーヒーと綿花の栽培で栄えた北パラナのアサイ移住地。他の日系移住地と同様に終戦直後は、ほとんどの人が日本の戦勝を信じていたという。50年代なっても、戦勝を信じる「勝ち組」と敗戦を認識していた「負け組」が別々に団体を作るなど、双方の溝 […]
  • 大耳小耳2013年2月1日 大耳小耳 ニッケイ新聞 2013年2月1日付け […]
  • 大耳小耳2016年1月16日 大耳小耳  『文藝春秋』1月号にはペルー大使公邸占拠事件の体験記があった。当時の青木盛久駐ペルー大使によるもので、「日本人の不屈の精神に救われた」という。72人(うち日本人24人)もが人質になり、最初は便器が詰まってトイレはバスタブまで糞尿まみれに。日本人が率先して掃除をし、自治会を作っ […]
  • 大耳小耳2014年12月5日 大耳小耳  全伯で最大規模を誇る養鶏場は、なんといってもバストスのグランジャ薮田の500万羽だといわれるが、伊藤悟さんの200万羽も十分に5本指に入りそうな規模だ。さらに南米最大の市場である聖市まで100キロの好立地を誇り、徹底的に機械化を進めるグランジャ・スマレーは「効率ではトップ […]
  • 大耳小耳2014年9月3日 大耳小耳  裏千家の記念大会のため、日本の総本部から来伯したのは約50人。その内の一人、広報部の有田外喜彦主査によれば、「お茶っ葉など、税関に没収された物品もある」とか。食品関係は福島原発事故の影響もあるようだ。さらに輸送手続きに1年かかったものや、ハワイを経由させたものもあったとか […]