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在聖総領事館=戸籍班 田中領事が帰国=後任に金田充弘さん

ニッケイ新聞 2013年3月28日

 在聖日本国総領事館の戸籍・国籍証明班の田中寿径領事(39、山口)が3年間の任期を終えて帰国するにあたり、金田充弘氏(36、東京)が19日に後任として着任、挨拶のため本紙を訪れた。
 領事館では結婚や死亡時などに伴う戸籍届の届出漏れを防ぐため、領事出張サービスを行っている。在聖総領事館の管轄における受付数は在外公館中で最も多く、昨年で約2700件あったという。
 50カ所以上の移住地・地域を訪問した田中さんは「どの移住地でも温かく接して頂き感謝。日本人より日本人らしい人に出会い、誇りに思うことが多かった」と振り返り、「戸籍は日本人の証。出張サービスを利用してきちんと届出を」と届出を勧めた。
 田中さんと同様、法務省から派遣され、日本国外勤務は初という金田さんは「手続き漏れの方がたくさんいると聞いているので、まだ行っていない移住地をお伺いしたい。移住者の皆さんとも交流し、色々な苦労話もお聞きしたい」と意気込みを語った。