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日系人との連携目指す=参議院候補 竹内栄一氏=民族的財産と位置づけ

ニッケイ新聞 2013年6月25日

 今度の参議院議員選挙で比例(全国)区に立候補予定の日本維新の会公認候補・竹内栄一氏(59、北海道留萌市)が、日系人を「民族的財産」と位置づけ、彼らとのパートナーシップを強化する国づくりを政策目標に掲げている。
 「日本らしい国づくり」を目指し、教育・環境・食料・日系人とのパートナーシップを政治理念の柱とする。日系人問題を政策目標に掲げる政治家は珍しい。「グローバル化が進む社会に先駆け、日本国民の親族である海外、在日日系人をパートナーにできる国家体制の構築」を提唱している。
 日系人に注目したのは、日系人の各国での評価が高いこと、また、日本で失われつつある家族の絆などの「日本らしさ」が継承されていると考えたため。国内外に約260万人いる日系人を、単なる労働力や国際親善の架け橋ではなく「民族的財産」とみなし、パートナーシップを組むことがグローバル化への第一歩になるとの主張だ。
 具体的な取り組み事項としては、①国民目線で法律を整備し、日系人のステータスを確立する、②農産物等の経済交流を行う、③在外日系人との人的交流制度を推進する、④継承日本語教育指導者等の人材育成支援を行う、⑤日系人交流センター設置など、在日日系人支援を行うことの5つをあげている。
 詳しくは同氏のサイト(www.takeuchieiichi.jp)を参照。日系人に関する政治目標はポ語もある。

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