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福島県人会=喜多方から産品紹介に=銘酒試飲やラーメンで

ニッケイ新聞 2013年7月20日

 ブラジル福島県人会(永山八郎会長)の呼びかけにより、福島県喜多方市の会津喜多方物産協会の元会長、佐藤彌右衛門さん(62、同市)、現副会長の五十嵐隆さん(59、同市)、武藤啓一さんら3人が県連日本祭りに合わせて市場視察と商品紹介のために18日に来伯した。
 試飲用に「純米吟醸」「本醸造寒造り」「純米」「純米にごり酒」の4種を携えて来た佐藤さんは、江戸中期の寛政二(1790)年に創業した老舗中の老舗の造り酒屋「合資会社・大和川酒造店」の社長だ。「大手も作っているような地酒じゃなくて、地元の厳選した米しか使っていない〃里酒〃です。ぜひ吟味してほしい」と薦めた。
 日本全国の小さな蔵元の高品質で個性的な地酒を海外に紹介販売するために設立されたジザケジャパン(株)の代表取締役会長も務める佐藤さんは、「ジザケの売上げの半分は、台湾、上海、香港、カナダや米国などの海外。次の狙いはブラジルです」と語った。
 五十嵐さんも1931(昭和6)年創業の「喜多方の平打ち太麺」で有名な「いがらし製麺」代表取締役だ。2日間かけて自然乾燥した、限りなく生麺に近い味が楽しめる同社自慢の自家製乾燥ラーメン(半年保存可)は、日本なら12食で2100円であり当地に持ってきても商機はありそうだ。30日保存可の喜多方ラーメン(生麺、各種スープ付き、2食)も日本なら420円と手頃な値段。
 五十嵐さんは当地にラーメン屋で試食し、「十分に市場があると確信した」という。さらに「東南アジアでは『日本のラーメン』といえば豚骨味だが、ブラジルでは『キタカタ』と言われるように広めたい。店舗の共同経営者などを探している」と頷いた。
 JICAシニアボランティアをしていた武藤啓一さんも再来伯し、「これからW杯、リオ五輪、2017年の福島県人来伯百周年と関係緊密化は間違いない。この気運をビジネスに」と意気込んだ。
 2月に開催された初の「世界県人会サミット」の折に、曽我部事務局長が同市を訪れて「ぜひブラジルへ」と依頼したところ、今回実現したという。同県人会の下坂匡さんも「ぜひ3回、4回と来てもらって繋がりを深めて欲しい」との期待を語った。3人は21日深夜に帰国する。

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