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東西南北

ニッケイ新聞 2013年7月27日

 世界ユースデーの開催で、法王到着日の渋滞、州政庁前でのデモ、メトロの運行一時停止、閉会ミサの会場変更などトラブル続きのリオ市。25日付の米国2紙が痛烈に批判している。ニューヨーク・タイムス紙は、「知事は低能」とのある弁護士のコメントやパエス市長の謝罪などを盛り込み、2016年五輪の開催候補地として、リオと争ったシカゴのシカゴ・サンタイムス紙は「このために負けた?」という見出しで報じ、「国際オリンピック委員会は選定の誤りを後悔するだろう」と手厳しい。
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 障害を持つ選手による「IPC陸上競技世界選手権大会」が、20日からフランスのリヨンで開かれている。99カ国、約1千人の選手が出場する中、35人からなるブラジル代表チームは、26日午前の時点でメダル獲得数30(金11、銀7、銅12)と大健闘中だ。バルセロナで開催中の世界水泳では、自然の水の中で行う長距離のオープンウォータースイミングで、日系人のポリアナ・オキモト選手が5キロ団体の銅も含め三つ、アナ・マルセラ・クーニャ選手もメダルを二つ獲得するなど、アスリートの活躍が著しい。
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 25日にサルバドール発でマイアミ行きのアメリカン航空の便が、パイロットが現れずキャンセルとなった。26日付フォーリャ紙によれば、理由はそのパイロットが搭乗前のチェックを行う金属探知機で何度も引っかかったことに苛立ち、下着姿になったからだとか。パイロットはブラジル空港インフラ事業公社(INFRAERO)職員に対するわいせつ容疑などで拘束された。

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