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生長の家=新国際本部の落慶式報告=第27回日本語全国大会で=創始者ご巡錫50周年記念

ニッケイ新聞 2013年8月9日

 創始者谷口雅春大聖師による第1回ブラジルご巡錫から50周年を記念して、生長の家ブラジル伝道本部(村上真理枝理事長)は第27回日本語全国大会を4日、サンパウロ市のアニェンビー国際会議場で開催し、約3500人が全伯から集まった。
 創始者への感謝の意を表すために、今年のテーマは「神の無限の愛を実現しよう」が選ばれ、谷口雅春氏が1963年6月から来伯した時の珍しい映像が特別上映された。7カ月もの世界ご巡錫の中で3カ月をブラジルで過ごし、全部で45講話に計12万7千人が聞き入り、当地普及に爆発的な勢いをもたらした。
 開会式では全伯の約120支部旗が勇ましく入場し、各地の連合会長約50人も壇上に結集した。日伯両国歌が斉唱され、平島峯子講師によって「大調和の神事」が読誦され、横山寿彰本部理事が開会の挨拶をした。
 宮裏準治ラ米教化総長は、風光明媚な山梨県の八ヶ岳南麓で7月7日に行われた、新しい国際本部「森の中のオフィス」落慶式に出席した時の報告をした。東京・渋谷から移転し、日本一の「光電池施設」「リチウム・バッテリー」「木造建造物」として建てられ、45%の省エネルギーを実現した自然と調和する画期的な施設になったという。ブラジルから74人が慶祝団とした駆けつけ、「あの素晴らしさは実際に見てみないと分かりません」との感想を述べた。「自然天地一切の中に調和して生きること、過剰消費を行わない、地球を破壊しないことの実践」が同オフィスであるとの谷口雅宣総裁の話を伝え、大きな喝采を浴びた。
 板橋恵美子伝道員は、前の夫が誘拐されて8カ所も撃たれて銃殺され、ショックで打ちひしがれていた中から信仰によって立ち上がり、現在の幸せを掴んだ生々しい体験談を発表した。更に大越玉恵講師の「思うことが必ず叶う法」との題で講演し、面白可笑しく語って会場から何度も爆笑の渦を起こした。
 午後は門脇和夫講師、向芳夫本部講師に加え、村上真理枝本部講師らが講演し、「この記念すべき年に『自己のみでなく人類平和に尽力してください』という50年前に谷口雅春先生が残されたお言葉をもう一度思い返し、もっと全身全霊を尽して人類光明化運動に励む決意を皆様と共に改めたい」と語りかけると、会場から大きな共感の拍手が沸いた。
 パラナ3連合会5区(パラナ州ロアンダー)から参加した神谷ヒデさん(80、広島)は「子供6人、孫16人、ひ孫が8人いる。信仰のおかげで、あの町には神谷がゴロゴロいます」と微笑んだ。夫の巌さん(87、京都)は「母(琴枝)がパラナ3連合会長をし、私も6年やらしてもらいました。来年渡伯80年を無事迎えられるのも信仰のおかげです」と感謝した。モジから参加した貞松君江さん(74、佐賀)も「常にいい事を考えて過ごすことの大事さを痛感した」としみじみ語った。

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