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東西南北

ニッケイ新聞 2013年10月9日

 春になったとたんに雨の日が続き、今週になり雨があがったと思ったら今度は急激に冷え込むなど、春とは思えない天候が続くサンパウロ市だが、7日午後3時の気温は北部サンターナの観測所で14・4度を記録した。これは過去10年のサンパウロ市の10月の気温では、2003年10月11日に14・2度を記録して以来の最低記録となった。これを受けて市防災局は低気温注意報を出した。市の他の地点では12度の地域も見られたという。サンパウロ市でのこの低温現象は引き続くものと見られ、きょう9日も最高気温こそ23度になっているものの、最低気温は13度になる見込みだという。
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 国連の国際通信連合(ITU)が発表したところによると、ブラジルは世界161カ国中、携帯電話の通話料が最も高いという。ブラジルの場合、通話量が多い時間帯を外して同じ携帯電話会社の番号に電話をかけた時に1分間にかかる値段は0・71ドル(1・56レアル)で、違う会社の番号にかけると0・74ドル(1・62レアル)になるという。ブラジルでの通話料はアルゼンチンやメキシコでの2倍以上にあたり、最も安い香港やインドの約70倍だ。
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 6日、アルゼンチンのスタジアムで4万人を前にショーを行なった英国の大御所バンド、ブラック・サバスのヴォーカル、オジー・オズボーンが会衆から罵声を浴びた。ファンを喜ばせようと国旗をまとって出てきた時、亜国の国旗と間違えてブラジル国旗を使ったため。オジーは常に酒酔いしていることで有名だ。同バンドのサンパウロ市公演は11日で、入場券7万枚は既に売り切れている。

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