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朝日新聞=「いつか世界の仲間と共に」=調査報道大会参加の堀内記者

ニッケイ新聞 2013年10月26日

 朝日新聞社の特別報道部、堀内京子記者(41、埼玉)が11日から1週間当地を訪れ、リオ市で南米初開催された「第8回国際調査報道記者大会」(Conferencia Global de Jornalismo Investigativo)に出席した折りに来聖した。
 これは調査報道に関わるジャーナリストやNPO関係者が集まる世界最大の大会で、1年半〜2年に1度開催されている。紛争、人権、麻薬、贈収賄問題など、さまざまなテーマの調査報道に挑んできた世界中の記者らが、その手法やデータジャーナリズム(既存の大規模なデータを再分析し、新たな解釈を作る手法)などについてお互いに発表を行なった。今年は世界40カ国から記者800人が集まり、国境をこえた関係を密にした。
 「ブラジルからはグローボやベージャなど大手メディアのほか、ジャーナリズム科の学生もたくさん来ていた。皆が並列の立場で話ができるのが大会のよさ。でも、日本ではあまり知られていない」。日本からの参加者は、彼女とNHKの記者3人だけだったという。
 昔から海外志向の強かった堀内さんは、日本は部数の上では世界有数の新聞大国だが、今も内向きの体質が根強くのこっていると感じているという。「新聞がなくなってネット上で直接情報が発表される今、調査報道は記者の存在意義のひとつ。他の人ができないことをやらないと」と使命感をたぎらせるように語り、「いつか世界の仲間と繋がり、一緒に仕事ができるかもと感じられたことが、大会の一番の収穫だった」と目を輝かせた。

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