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ビザなし外国人に永住権か=安部議員が恩赦法修正案提出=来年4月の実現めざし

ニッケイ新聞 2013年11月15日

写真=安部連邦下議










 ビザなし在住外国人の滞在を合法化するために09年に発布された恩赦法(Anistia、11961)の期限を延長する修正案を9月9日、安部順二連邦下院議員が連邦議会に提出した。そのまま施行されれば、今年6月30日までに入国した外国人が恩赦の対象となる。
 ビザなし外国人の滞在を合法化することで、奴隷労働状態の移民の人権を擁護し、犯罪に走ることを防ぎ、正規労働者として受け入れることがねらい。法務省によれば、ハイチ大地震や金融危機により、外国人労働者は2011年に57%も増加した。ハイチ人だけでも6千人以上いるといわれている。
 これまで1980、88、09年の3回に渡り恩赦は実施された。09年は入国時の状態(合法・非合法)を問わず、同年2月1日までに入国した外国人が対象とされた。2万6500人がこれの恩恵を受けて合法滞在となった。今回は、多くのビザなし中国人の滞在問題に悩む在聖中国総領事のスン・ロンマオ氏(Sun Rongmao)から依頼があったという。
 安部下議による法案はすでに国防外交委員会を通過し、これから憲政委員会および連邦議会での審議を経る。
 議員補佐官の宮原ジョルジ氏によれば、来年4月頃の法案通過を目指しているが、議会で他に優先される議題が多ければ大幅に遅れる可能性もあるため、正確な時期の予測はたたない。手続きに関する詳細もまだ分かっていない。前回は、法発布から180日以内に必要書類をそろえて連邦警察で手続きすると、2年間有効の暫定登録が与えられ、その後一定の条件を満たせば永住ビザに切り替えることができた。同議員補佐官によれば「入国の時点でビザがあっても、この手続き期間中にビザが切れた場合は恩赦を申請できる」とのこと。
 現在、国防外交委員会がブラジリアでの公聴会を予定している。安部下議は「移民問題の関係者や市民社会の代表者の皆さんに、ぜひとも議論に参加していただきたい。できるだけ早く連邦議会で承認されることを願っている」と話している。

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