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藤間流が新春踊り初め=10代の若手も活躍中

ニッケイ新聞 2014年1月18日
大講堂が一杯となった踊り初め

大講堂が一杯となった踊り初め

藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞会主)が、12日に文協大講堂で「第53回新春日本舞踊 踊り初めの会」を開催した。芳之丞会主ほか名取や門下生約40人が踊りを披露、約800人が出席し踊りを楽しんだ。

演目に先立って、門下生たちが「藤間流芳之丞師八十路の祝舞」と題した祝いの舞を披露し、力強い晴れやかな舞で観客を楽しませた。

最年少の演者で長唄小曲を披露した富岡ファビアナオミさん(15、三世)は、カポエイラを習っていたときの友人の紹介で日本舞踊を始め、8年になる。「他の踊りとは異なる独特な内容に惹かれた。先祖の文化も知れるのでとても気に入った」という。

ジャズ、バレー、ベリーダンスなど各種ダンスも習い、またサンバ学校ではポルタバンデイラという重要な役割も果たしたことがあるが、日本舞踊が好きだという。「将来は、踊りの先生になりたい」と夢を語った。

今、コロニアでは若い世代への日本文化継承が課題のひとつだが、同学校では心強い若手が育っているようだ。

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