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「力の源はブラジルの体験」=交流協会OBらが被災地支援

ニッケイ新聞 2014年1月25日

 前身の日伯交流協会時代から30年に渡って当地の日系企業などに若者を派遣するブラジル日本交流協会(二宮正人会長)の研修生OB・OG団体「日伯かけ橋の会」は、昨年11月30、12月1の両日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市の仮説住宅を訪問し、「ブラジル文化でリフレッシュ!」をテーマとした支援活動を行った。

 1990年にパラー州べレンのY・ヤマダで研修し、震災発生の半年前まで同市に居住していた水谷朱さん(46、愛知)ら、同会有志のメンバーが震災直後から始めた支援活動が母体となり、同年末からはさらに多くのメンバーを巻き込み、同市の仮説住宅への訪問支援を開始、ブラジル料理の披露やサンバショーでの支援を行ってきた。今回で8度目。

 同会メンバーや来月からブラジル各地に派遣される研修生らに加え、東京都、静岡県浜松市、群馬県大泉市の各都市の3チーム30人以上からなるサンバ隊やゴスペルチームも参加、総勢59人が同市を訪問した。

 初日には、同市にある9つの仮設住宅地のうち、最も新しい植松入生仮設住宅を訪れ、ゴスペル隊による合唱、ブリガデイロやアサイークッキーなどのブラジル菓子を振舞うお茶会、サンバ隊によるダンスの披露などで集まった約40人の入居者を盛り上げた。

 震災前まで30年以上に渡って続けられてきた「ゆりあげ港朝市」の本格的な再開を祝う記念イベントにも参加し、特設ステージでサンバを披露、盛況を博した。

 現地とのコーディネーター役を務め、過去8回全てに参加する水谷さんは「こういったボランティア活動へのメンバーの力の源は、若き日々をブラジルで過ごした共通体験。私たちを大きな懐で迎え入れてくれた日系の引き受け先の方々へのご恩を、今できる場所で遠くから返させていただいている思いです」とメールで本紙に思いを寄せた。

 水谷さんの活動に対する思いやこれまでの活動の経緯についての文章全文は、2月1日付「ぷらっさ」欄に掲載する。

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