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東西南北

ニッケイ新聞 2014年1月30日

 28日、ジウマ大統領は滞在先のキューバのハバナで、旅程になかったポルトガルへ25日に立ち寄ったことへの批判に反論した。これはスイスでのダボス会議のあと、次の滞在先のキューバに直接行かずにリスボンに寄ったことを指している。高級ホテルに滞在しレストランで豪華な料理まで食べた「公費観光」の疑いが持たれ、特に野党が騒いでいた。これに対し大統領は「レストランのお金は自分で払った」と説明した。このポルトガル行きに関し、フィゲイレード外相は「当日急に決まった」と語っていたが、ホテル側が「23日には予約を承っていた」と食い違い問題となっている。

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 サンパウロ市に96ある地域の中で東部ヴィラ・フォルモーザの治安の良さが注目されている。この地域は2013年、サンパウロ市で唯一殺人事件が起こらなかった。しかもそれだけでなく、12年にも2件しか殺人が起こっておらず、13年の強盗や窃盗の数もいずれも上位30位以内に入る数の少なさだ。同地域の保安委員会は「私たちの地域は住民が日頃から犯罪に関しての話し合いに積極参加している」と街の警備に自信を見せている。ラ米最大級の墓地があるだけに〃平和〃が保たれている?

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 現在、サンパウロ州選手権唯一の全勝と絶好調のパルメイラスだが28日、主将を務めるディフェンダー、エンリケのイタリア強豪ナポリへの移籍が決まった。エンリケは昨年2部落ちしたパルメイラスで大活躍し、チームの優勝の立役者となり、2部所属ながらセレソンにも選ばれるほど注目されていた。パルメイラスには痛いがエンリケの前途に期待したいところ。

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