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東西南北

 選挙高等裁判所(TSE)でのジウマ/テメルのシャッパの裁判がはじまり、ニュースはそれで持ちきりだ。昼営業のレストランでも、それがまるでサッカーの試合でもあるかのような勢いで、軒並み、法廷での映像を流し続けるという、異例の事態が繰り広げられている。裁判では当初から予想されていた通りに激論が交わされ、とても予定されていた通りの3日間のスケジュールで終わりそうにはない。9日、ないしは10日まで延長する話も浮上しているが、来週まで長引きそうな雰囲気も。なお、その熱弁ぶりで一躍話題のエルマン・ベンジャミン報告官は、先日、気管支炎を患い、体調は良くないというから驚きだ。
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 その裁判の結果を待つ身のテメル大統領だが、7日午前、大統領府の前である女性が突然飛び出して「大統領、愛してるわ!」と叫んだ後、失神して倒れる出来事があった。その女性は医務室に運ばれたが、「大統領に会うまでは死ねない」などと語っていたといい、一目会うことを望んでいたという。この女性の身元は明らかにされていない。もしこの女性がテメル氏の熱狂的ファンだとしたら、彼女の祈りで大統領職が救われるか。
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 5日に続いて6日も雨が降り続いたサンパウロ市だが、5日午前7時からのわずか24時間で64ミリの降水を記録し、月間平均降水量の51ミリを既に超えたという。予報によると、天気の方はこの後も週明けまでぐずつきそうだと言うが、雨もさながら、気温の低下にも気をつけねばならない。週末には最低気温が10度を下回るとか。厚着などの対策が必要なようだ。

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