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平野運平95回忌粛々と=法話に涙ぐむ高齢者の姿も

ニッケイ新聞 2014年2月14日
「開拓犠牲者の碑」に焼香する参列者のみなさん

「開拓犠牲者の碑」に焼香する参列者のみなさん

〃ブラジル移民の父〃として知られる平野運平氏の95回忌にあたり、恒例の「平野祭」が平野農村文化体育協会(森部もりべ長ひさし会長)主催で2月9日聖州カフェランディア市トレスバラス地区の平野植民地にて開催された。

当日は白石一資ノロエステ連合文協会長、カフェランディア市パウロ・アンザイ市議の他、関係者やゆかりの人々約80人が参集し、故人の遺徳や先人の歴史を偲んだ。

まず一行は草深い地にある「開拓犠牲者の碑」を訪ねて焼香を行った。この慰霊碑は数多い犠牲者の鎮魂のために建てられたもので、往時に思いを馳せて参加者は夫々手を合わせていた。次いで市営墓地にある平野氏の墓を訪ね献花と焼香、そして同氏を偲んでピンガが供えられた。

植民地内にある光明寺に場所を移して行われた法要では、リンス本願寺岡山智浄(ちじょう)主管による読経と法話の他、昭和2年に作成された平野運平鎮魂碑文が日葡両語で朗読され、また平野殖民歌の斉唱などがあった。

会場では岡山主管による平野植民地の歴史をふまえた法話を聞きながら、涙ぐむ高齢者の姿も多く見られた。なお平野植民地は来年8月入植100周年を迎える。(中沢夏樹ノロエステ通信員)

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