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こどものそのに10万レ=草の根=食衛生の改善に

ニッケイ新聞 2014年4月8日

 在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)は先月11日、社会福祉法人「こどものその」(谷口ジョゼー理事長=当時)に対し「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の贈与契約署名式を同館で行った。

総額10万6千レで本部、実習センターそれぞれの椅子75脚、食器洗い機、冷蔵庫などが取り替えられる。なお、設置のための改築費6万レは同園が負担。

福嶌総領事は「入所者に対する役員らの心遣いが現れた成果であり、56年間の歴史に至る生活保護、教育、医療的サポートは素晴らしい」と評し祝辞を述べた。

谷口理事長は「日本政府からの貴重なご支援。喜びと感謝でいっぱい」と話した。

谷口理事長と頃末アンドレ副理事長(現理事長)が19日、報告に来社し「日本政府の支援には感謝のみ。園生80人の食衛生面において改善が期待できる」と喜びを表した。

同施設は1958年に設立され、現在使用している厨房、食堂の機材は過去に寄付された木製が主。破損も顕著であることからステンレス製の機材に変える必要があった。

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