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東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月26日

 24日、パラナ州クリチバの路上で、38歳の男性警察官が、23歳の恋人と激しく口論し、恋人を車から引き摺り出したのちに手錠をかけ、4発の銃弾を浴びせて死亡させた。また、警官自身も自分のあご骨に銃を当てて発砲し自殺を図ったが、病院に運ばれ、一命はとりとめた。左眼は失明したという。この2人の口論及び警官による暴力の模様は目撃者によって録画されている。口論の理由は不明だが、恋人側の親族によると1年前から交際しはじめ、1週間前には同居もはじまったが、日頃から口論が絶えなかったという。現在は女性への暴力犯罪が増加中だが、恋人を殺し自身も自殺未遂をするほどの問題は何だったのか。

 20日、サンパウロ州海岸部グアルジャーの海岸で、若い観光客の男女2人が住人から全身にスプレーを浴びせられた。2人はこの日、潮の低いときだけたどり着くことができる小島の岩に自分たちの居住地である「ABC」という文字を記念とばかりにスプレーインクで記したため、近くで見ていたサッカー少年たちに囲まれた。少年たちは消すように言ったが2人が拒否したためにスプレー攻めにあったという。住民は観光客が繰り返す心無い行為に疲れているというが、少しやりすぎでは。

 ハダジサンパウロ市市長が24日、サッカーW杯期間中にイタケロン・スタジアムで試合のある日を休日にする案を市議会に送った。対象は開幕戦の6月12日、聖体節の19日、23日、26日、準々決勝の7月1日、護憲革命記念日の9日で、休日を2日含む。同会場での試合にはブラジルと関係ないものもあるが。

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