ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の4月度代表者会議が24日、文協ビル県連新会議室で開かれ、「第17回日本祭」準備の進捗状況などが報告された。各県人会の代表者38人が参加した。
先月の報告会で25万レアルの赤字が見込まれていた日本祭について、同祭実行委員長の山田康夫氏(滋賀)は「赤字は7~8万レに縮小した」と進展を報告。
安部順二連邦下議からの10万レ寄付に続き、大田慶子連邦下議からも同額の寄付が得られたことが赤字減少の要因という。今後は交渉中のスポンサー契約と諸経費の見直しを進め、さらなる赤字削減を図っていく方針だ。
郷土料理展には、茨城、静岡、島根3県人会が不参加を発表。茨城は「一世の会員が書道や墨絵のコーナーに行ってしまうので、作り手が集まらない」、静岡は「名物うなぎの衛生面が保証出来ない」、島根は「会員の高齢化と、参加費と収益のバランスがとれない」ことを理由としている。
3月度の会計報告では、新会議室の設備工事があったため、収入1万2千914レに対し、支出が2万6千758レで1万3千844レの赤字が報告された。
また議題に先立ち、「県連各種委員会メンバー」の確認も行われた。本橋会長は、各県人会では対処しきれない問題を取り扱う「県人会活性化委員会」(杉本教雄委員長)の利用・協力を強く呼びかけたほか、「第18回日本祭り準備委員会」の設置および、8月に委員の選定を行うことを発表した。「委員会は県連の要。皆さんにはしっかりと認識してもらい、県連の活動を監視してほしい」と述べた。
新愛知県人会会長に就任した沢田功氏(65、二世)の紹介も行われた。
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