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東西南北

 15日からカンタレイラ水系に「未開の水域」の水が開放された。節水対策として、その次に待たれているのが、州の水道の大量利用者に対する罰則だ。この件に関しては4月にジェラルド・アウキミンサンパウロ州知事が罰金徴収を宣言したが、具体的方策の決定は未だなされず、開始時期のメドさえ立っていない。それはアウキミン知事自身も同様で、21日に「方策はサンパウロ州水道規制局(Arsesp)が決めることだ」と語るのみ。水の大量使用者は水道代の30%を追加徴収されることが噂されていたが、それが行なわれるかどうかもわからない。給水制限を避けるより、対策を講じて動いた方が知事選にも有利な気がするが。
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 20日、サンパウロ州グアルーリョスのデパートで、4人組の強盗が従業員20人を人質にして立てこもる事件が起きた。デパート側はレジから3千レアルを強盗に渡したが、そのときに通報者が呼んだ軍警が到着した。軍警はそこから4時間かけ犯人説得に乗り出したが、その間にグループのうち1人が現金の入ったかばんを持って走って逃げ出そうとして失敗。結局、無事に4人とも逮捕となり、一件落着となった。
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 21日のサッカー全国選手権、リオのマラカナン・スタジアムでの対フルミネンセ戦で、サンパウロは2点を先制しながらも、その後、失点を重ね、結果的に2―5の屈辱的惨敗を喫した。ガンソ、アレッシャンドレ・パト、アラン・カルデッキと、大金を払って知名度抜群の攻撃陣を獲得することに次々と成功しているサンパウロだが、次は守備陣のテコ入れも必要か。

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