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オーリャ!

 サンパウロ将棋研究会が同〃普及〃会に今年から名称を変更した。研究から普及に会の軸足を変えることで、山田考由会長は「将棋文化が無くなってしまうのを防げるはず」と考えている。
 先読み自慢の将棋打ちの集まりにしては、少々仕掛けが遅すぎる気がしないでもない。でも存続のために動き出したこと自体は、とても良いことだ。
 最盛期には100人もの参加者が全伯から集まった将棋大会も、今では30人集まるかどうか。ブラジル将棋連盟の川合昭会長は「今までは打ち手ばかり。会の将来を考えたり、棋界全体を見る人がいなかった」と分析する。
 将棋界には「着眼大局、着手小局」という名言がある。物事を大局的に見ながらも、小さな一手を積み重ねるという意味だ。この言葉を実践し、劣勢を覆してほしい。(石)

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