ホーム | 日系社会ニュース | 首相来伯に合わせ急ピッチで=文協の大講堂など改修進行=2日予定の歓迎会までに=史料館にエレベーター設置
障害者用エレベーター前で記念撮影する関係者
障害者用エレベーター前で記念撮影する関係者

首相来伯に合わせ急ピッチで=文協の大講堂など改修進行=2日予定の歓迎会までに=史料館にエレベーター設置

 大塚商会名誉会長の大塚実氏による寄付金1億円を、文協ビル改修に充てる「大塚プロジェクト」に新たな動きが見られた。現在大講堂は、8月2日に予定される安倍晋三首相歓迎会(調整中)に向け、急ピッチで作業が進行中で、今月末までの新装工事終了を目指している。首相が視察する可能性のある移民史料館の8―9階には障害者用エレベーターが設置され、3階事務所も基礎工事を終えた。

座席を取り替える文協職員

座席を取り替える文協職員


 安倍首相の中南米訪問は、7月末から8月上旬に5カ国を巡回する日程で調整に入っている。聖市にも滞在予定で、文協の中島エドゥアルド事務局長は、「8月2日午後に大講堂で歓迎会を予定している」と話した。
 それに合わせるように大講堂改修が急がれており、空調設備は納入済み。あとは稼動に向け電気経路の整備を残している。先月21、22日に行なわれたコロニア芸能祭後から、古い座席の取替えも進めており、大講堂に出入りする玄関の石階段も改装進行中だ。
 今回で大講堂の全改修工事が完了するわけではないといい、「壁面を塗りなおすなど一部作業を残す」(中島事務局長)。ただし、使用中断が生じる大規模な改修はなさそうだ。
 また3階の移民史料館事務局は大方の基礎工事を終え、これから電気系統の整備と、史料・事務用品の移動を行い、9月末の再開を目指している。改修後はエレベーターホールに事務所が設置され、来訪者を迎え入れることになる。奥に物品保管室、着物保存室、書庫が設置され、温度や湿度などが適切な条件で保存できるようになる。
 史料館運営副委員長の山下リジアさんも「実際展示しているものは5%ほど。残りの95%の未展示品をいかに保存するかが最重要」と環境改善を喜んだ。
 移民史料館内の8階から9階を昇降する身障者及び高齢者専用エレベーターが設置された。ブラジル文化教育省のルアネー法案に基づいたもので、ブラジル三井住友銀行(24万レ)、ヤクルト(10万レ)、サクラ食品会社(6万レ)の協力により実現した。
 14日に落成式が行なわれ三井住友銀行の頭取兼最高執行役員(代表取締役)を務める國部毅氏、ブラジル三井住友銀行の大谷隆明社長らも出席し、設置を喜んだ。森口イグナシオ運営委員長も計40万レの支援を感謝した。
 工事業者の遅延もありエレベーターの稼動はまだ。こちらも首相来伯に向け完成を急ぐ。引き続き音声や点字の案内設備も導入する方向だ。

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