ホーム | 日系社会ニュース | バストス卵祭りに15万人=聖州消費量の5割を供給=需要増加で業界も拡大へ=日語校オムレツが大好評
来場者の記念撮影スポットになった卵富士
来場者の記念撮影スポットになった卵富士

バストス卵祭りに15万人=聖州消費量の5割を供給=需要増加で業界も拡大へ=日語校オムレツが大好評

 1928年にブラジル拓殖組合が拓いた聖州バストス市で18日から3日間、恒例『卵祭り』が盛大に開催された。バストス日系文化体育協会(ACENBA、真木勝英会長)主催。今年で55回目を迎えた同祭は、養鶏関係イベントでは国内最大規模だ。同地養鶏の開祖・渡部喜助の名が冠された展示場は、1万8千個の卵を使った大アーチと「卵富士」で飾られ、60社以上の企業や飲食店が出展した。延べ15万人(主催者発表)が来場し、聖州で消費される卵の50%、国内消費量の20%を生産する〃卵の都〃としての存在感を新たにした。

今年も盛況! オムレツハウス

今年も盛況! オムレツハウス


 初日午前は市内の別会場で聖州養鶏家や獣医、畜産業者らが集う交流会が行われた。午後から、ヴィルジニア・フェルナンデス市長やモニカ・ベルガマッシ聖州農業供給局長、在聖総領事館の福嶌教輝総領事らを迎え、卵祭りが開幕した。
 卵消費量は07年から13年にかけて30%も増加しており、市内の飼養羽数・卵生産量共に年々増加している。初参加した聖州農業開発公社(Codasp)のジャイロ・マッシャード・ジュニア会長は「効率的に輸送できるよう、市長から11キロの農道を作ってくれと依頼を受けた」と明かした。現在の飼養羽数は約2550万羽、卵は日産約1650万個に上るという。
 同市長は「聖州の養鶏業界にとって重要なイベントをここで行えることは光栄」と関係者一人ひとりに感謝の言葉を述べた。来賓の挨拶とテープカット後、バストス婦人会の踊りで開幕すると、養鶏関係企業がブースを出展する会場は関係者らで賑わった。
 赤玉、白玉、ウズラの卵の3部門に分かれて競われた品質コンクールでは、真木会長経営の養鶏場が赤玉部門で10回目の優勝を飾った。
 17日夜に吹き荒れた暴風雨により、日語学校が主催するオムレツ販売テントが崩れるハプニングも起きたが、初日夕方には販売を開始した。卵2個半を使い、ハムやチーズを挟んで作るオムレツは同祭の名物で、今年も約1万個を無事に売り上げた。
 娘と一緒に訪れたソニア・ケイロスさん(39)は「毎年来る。このオムレツが大好き」と二人ででき立てをほおばっていた。祭りの賑わいに真木会長は笑顔を浮かべ、「1週間皆がんばって準備した。雨のせいで初日の来場者は少し減ったけど、おかげ様で順調に行った」と話した。

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