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ナベル社製品質検査装置の前で、南部専務取締役と柏葉さん
ナベル社製品質検査装置の前で、南部専務取締役と柏葉さん

日本企業「ナベル」が出展=「世界一の品質」アピール

 卵祭りの会場では唯一の進出企業、日本国内トップシェアを誇る鶏卵選別包装システムメーカー「NABEL」(京都市南区、1977年設立)も地歩を固めるべく奮闘していた。
 1979年、国産技術で初めて卵の選別、洗浄、包装までを全自動で行う鶏卵選別包装システムを製品化した。1時間の処理能力は卵12万個。ブラジルでは、モジとスザノに1台ずつ導入されている。「1台1億2~3千万円するが、卵の扱いがブラジル産とは全く違う。品質は世界一」と南部幸男専務取締役(59、京都)は胸を張る。
 新規国の開拓と既存国でのシェア拡大を目指し、02年にマレーシアに進出。続いて「一世が多く日本語で商売できる」と08年にモジ・ダス・クルーゼス市に現地法人(NABEL DO BRASIL LTDA.)を設立した。
 4年目となる同祭出展では、15歳で訪日した二世の柏葉利彦さん(36、製造部製造課主査)が日ポ両語で商品をアピールしていた。業界内での認知度は高く、47カ国に販売されている品質検査装置(約130万円)は、卵祭りでの品質コンクールにも使われているという。
 南部専務取締役は「国内は税金面で優遇されているし、うちでは分割払いは受け付けない。『割れていると困るな』という風になってきたのも最近で、まだこれほどの技術が求められていない」と当地進出に立ちはだかる壁を感じながらも、「夢は世界の養鶏家にうちの製品を使ってもらうこと。大型機械を年に1台、確実に入れて行きたい」と意気込んだ。

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