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■ひとマチ点描■安倍首相に反核集団が抗議

 安倍首相がサンパウロ市文協を訪問した2日午後、赤絨毯が敷かれた入口階段前には歓迎の日系人がいっぱい。それに混じって「ブラジルと日本の核協定反対」という横断幕を掲げるブラジル人グループがいた。「Xo Nuclear」反核運動集団で、ブラジル被爆者平和協会(森田隆会長)と連動しながら抗議行動をした。
 首相退場の後も入口に残っていた同グループと話すと、「福島原発事故を見て、これがブラジルに起きたら大変なことになると思い、運動を始めた。日伯間にはすでに、とても良い関係が築かれている。核協定はそれを邪魔するものだ」と語った。今回の首脳会談で核協定に関する署名はないが、交渉はあったようだ。
 9割以上が未解決の殺人事件と年間5万人もいるその犠牲者、延々と終わらない道路補修、頻発する停電、不安定なネット接続環境――。原発のような危険性が高く、高度な管理能力が問われる先端技術とは余りにかけ離れた当地の日常を、日本側は本当に分かっているのか…。(深)

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