ホーム | 日系社会ニュース | 大統領候補カンポス氏悼む=大田下議「悲劇を乗り越えなくては」=安部下議「重要な公人、言葉にし難い」

大統領候補カンポス氏悼む=大田下議「悲劇を乗り越えなくては」=安部下議「重要な公人、言葉にし難い」

 次期大統領選に出馬していたエドアルド・カンポス氏が13日、搭乗していた飛行機が墜落事故を起こして死亡した。PTでもPSDBでもない第三局を作れる可能性のある若手では最有力候補として期待を集めていただけに、突然の訃報に国中が驚いた。同僚の日系議員にも動揺が広がっており、現在の気持ちを聞いてみた。
 カンポス氏は選挙活動の一環として、7月の県連日本祭りに副大統領候補のマリーナ・シルバ氏とともに訪れていた。その時の案内役を務め、カンポス氏が党首のブラジル社会党(PSB)に所属する大田慶子連邦下議は、「彼はブラジルを変革する計画を持っていた。その変革に、私も参加できることを誇りに思っていた」とその死を悼み、遺憾の意を表明した。
 大田氏はカンポス氏が亡くなる前夜、同氏の補佐官らと選挙キャンペーンに関して打ち合わせをしたところだった。
 「彼は希望の星だった。『良いことは継続する、良くないことは変えなくてはならない』が口癖だった。誰の悪口も言わず、ただ国を変えることだけを望んでいた」とカンポス氏と繋がりを持って仕事をした経験を振り返り、「党は何としてでもこの悲劇を乗り越えなければならない」と話した。
 安部順二下議(社会民主党=PSD)は「若く才能ある政治家で、全国規模で評価されていた。選挙の前にあれほど重要な公人を失ったことは嘆かわしく、言葉にし難い」とその早すぎた死を悲しみ、「能力が高く、社会の、特に弱者の要望によく耳を傾けるとてもセンシティブな政治家だった」と、その人柄を振り返った。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • イビラプエラ公園内の慰霊碑を訪ねた安倍夫妻2014年12月27日 コロニア10大ニュース  やはりなんといっても10年ぶりの首相来伯だろう。これを機会に様々な分野で交流が加速化しそうだ。来年の120周年、ジャパンハウスの着工、翌年のリオ五輪と続く今後のビッグイベントに伴う両国の関係強化を十分に期待させるニュースだった。そしてW杯。日本代表はリーグ戦敗退と残念な結 […]
  • 統一選挙正式にスタート=大統領や知事候補ら街頭へ2014年7月8日 統一選挙正式にスタート=大統領や知事候補ら街頭へ  10月の統一選挙に向けたキャンペーンが6日から解禁となり、候補者達が一斉に活動開始と6、7日付伯字紙が報じた。統一選では大統領や州知事、国会議員、州議員の改選が行われる。 選挙裁判所での正式出馬登録の受付は5日からで、労働者党(PT)のジウマ大統領と民主運動党(PMDB) […]
  • 《ブラジル》大統領選=PTがPSBに支援約束=「シロつぶし」が目的=左派の間で仁義なき戦い=PE州やMG州でかけひき2018年8月3日 《ブラジル》大統領選=PTがPSBに支援約束=「シロつぶし」が目的=左派の間で仁義なき戦い=PE州やMG州でかけひき  労働社党(PT)が1日、4州でのブラジル社会党(PSB)支援と引き換えに、PSBから大統領選では中立を保つとの約束をとりつけた。これは、世論調査で上位につけているシロ・ゴメス氏(PDT)から連立政党を奪い、孤立させるための作戦であると2日付現地紙が報じている。  大 […]
  • ブラジル社会党(PSB)、大統領候補で方針分裂=アウキミンかバルボーザか=強い意欲見せる元名判事2018年1月31日 ブラジル社会党(PSB)、大統領候補で方針分裂=アウキミンかバルボーザか=強い意欲見せる元名判事  ブラジル社会党(PSB)の一部勢力が元最高裁判事のジョアキン・バルボーザ氏を大統領選で擁立しようと動き、民主社会党(PSDB)のジェラウド・アウキミン氏支持に反対していると、30日付現地紙が報じている。 […]
  • ブラジル政治史にあたらなミステリー=テオリ判事の墜落死2017年1月21日 ブラジル政治史にあたらなミステリー=テオリ判事の墜落死  19日に連邦最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事の搭乗した小型飛行機が墜落し、同判事ら5人が死亡した事件で、ブラジルは現在、大きな衝撃に包まれている。  それはテオリ判事が、労働者党(PT)前政権(2003~16年5月)と現在のテメル政権を揺るがしている一大汚職、「ラヴァ・ジャッ […]