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JICA吉田憲課長来伯=派遣要望まだ受付け中

 安部晋三日本国首相が8月に発表した国際協力機構(JICA)ボランティア増員計画の進捗状況確認のため、JICA青年海外協力隊事務局中南米課の吉田憲課長(50、長崎)が5日に来伯した。翌日、室澤智史JICAブラジル事務所長と本社を訪れ、成果報告を行った。
 増員計画は、派遣者を現状の60人弱から、100人まで増やすことが目的。先月、日本から訪れた調査員2人が、来月11日まで全伯の日系団体を巡り、新たな派遣要望を調べている。吉田課長は調査員と面談を行い、増員計画の調整を行った。
 現段階での新たな派遣要望は約90件。日本では、今月1日から既に来年度のボランティア募集が始まっているが、要望をもとに、30件の追加募集を行うこととなった。室澤所長は「ボランティアの派遣要望は引き続き受け付けています。ぜひご提案ください」と呼びかけた。

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