ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■バランカのデカセギ子弟 富山ヒロシさん(21、三世)

■ひとマチ点描■バランカのデカセギ子弟 富山ヒロシさん(21、三世)

富山ヒロシさん(21、三世)

富山ヒロシさん(21、三世)

 ふるさと巡りで訪れたペルー・バランカ日系人会で、訪れた一行をもてなすため、準備に奔走していた。柔道家のような逞しい体つきに、長いまつげと黒目黒髪。「普段はリマに住んでいるので移動が大変だけど、会長が僕のおじなので、時々手伝いに来ています」と流暢な日本語で語る。
 母親がパラナ出身の日系人の出稼ぎに行ったため、8年間日本に住んだ。母と義理の父、弟を日本に残し、今年の1月に単身で帰国。「日本では外国人は努力しないと大変。だから日系ペルー人で昇進する人は少ない」と冷静に分析し、「僕はパートみたいになりたくない。ペルーに帰った方がチャンスは大きい」と考えた。
 今は飛行機のパイロットを目指し、リマの大学で勉強中。「言葉を覚えるのが好き」と、英語の習得にも励んでいる。「将来はLANかパンアメリカン航空で働きたい。これから先に住むところ? 日本かもしれないし、ブラジルかもしれない」。言葉と国境の壁を超え、羽ばたく日を夢見る。(阿)

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