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邦人男性撃たれて死亡=米ロス近郊、牛丼店前で

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルス近郊イングルウッドにある牛丼レストランの前で9日未明、日本人の男性が何者かに銃で撃たれ、死亡した。容疑者は3人とされ、逃走している。現地メディアは銃撃事件があったことについて発生当初から報じていたが、14日になって被害者が日本人とみられると伝えた。
 当局者は14日、男性が杉本周一さん(40)=本籍地東京都=であることを明らかにした。検視当局は杉本さんが日本在住で、父親が東京に住んでいるとしている。
 在ロサンゼルス日本総領事館は、被害者が「短期滞在者」だと説明しているが、身元に関する情報提供は避けている。地元メディアによると、杉本さんはカリフォルニア州の運転免許証を所持していた。
 報道によると、杉本さんは9日午前4時前、牛丼レストランなどがあるショッピングセンターの駐車場で白い車の助手席側から降りた。数分後に付近に駐車した別の車から降りた人物に撃たれたとみられる。
 銃撃前、杉本さんが誰かと会話していたとの情報もある。容疑者らは現場から車で逃走し、数キロ離れた場所で車を乗り捨てたという。警察が行方を追うとともに情報提供を呼び掛けている。
 現場は、銃を使った犯罪がしばしば起きるなど治安の悪い地域として知られている。

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