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クリチーバ=在外公館長表彰を実施=日伯親善に努めた7人称え

 在クリチーバ総領事館は11月14日、総領事公邸で在外公館長表彰授与式を実施し、日伯の相互理解、友好親善に寄与したパラナ州、サンタカタリーナ州の7人が表彰された。表彰者の家族ら約40人が出席した。

 今年表彰を受けたのはアンジェラ・アルビーノ・サンタカタリーナ州議会議員、尾形フランキ・ロンドリーナ文化体育協会評議員、尾中弘孝セルソ・ラモス日伯文化協会元会長、勝山三夫マリンガ文化体育協会顧問、堀内登サンパウロ新聞クリチーバ支局長、杉沢三郎スギサワ病院院長、長南俊(ちょうなんたかし)フレイ・ロジェリオ市元市長の7人。
 池田敏雄総領事は「多岐にわたる分野で活躍されている方々が多くいることに感銘を受けている」とし、「今後とも地域社会の発展と日伯の友好親善に尽力していただきたい」と伝えた。
 ラモス移住地で日伯文化協会の会長を歴任したほか武道の普及に努めてきた尾中さんは、「移住地の皆さんのおかげで剣道を続けてこられた。剣道を通して日伯の交流ができ、日本の心を伝えられた」と振り返った。
 堀内さんは在クリチーバ総領事館で15年勤務した後、サンパウロ新聞のクリチーバ支局長として15年以上パラナ州の日系団体の活動の広報に力を尽くしてきた。「このような表彰に感無量」と語り、「今後もできる限りがんばっていきたい」と意気込んだ。
 尾形さんはパラナ日伯文化連合会がJICAの受託で行った巡回診療の主任として、日系人の医療福祉の向上に貢献。勝山さんはマリンガ文化体育協会の役員、マリンガ地区日本語学校連合会の創立メンバー、和順会の理事などを担い日系社会の活動を支えてきた。
 長南さんはチョウナン・ニンニクを開発し農業に従事したほか、クリチバーノス市議会議員、フレイ・ロジェリオ初代市長を務めて日伯関係の強化に貢献した。
 リーガ・アリアンサの折笠リカルド会長がお祝いの言葉を述べ、乾杯の音頭を取った。当日欠席のアンジェラ州議と杉沢院長は、後日表彰される予定。

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