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5月 2015の記事一覧

国際交流基金=日本語専門家 吉岡さんが帰任=中島永倫子さんが後任に

中島さんと吉岡さん

 国際交流基金サンパウロ文化センターで2012年から3年間、日本語専門家を務めた吉岡千里さん(36、広島)が帰任するにあたり、中島永倫子さん(40、兵庫)が後任に就任した。 吉岡さんは、JF講座(日本語講座)開設要員として派遣され、その他2人のスタッフと講座の運営に当たってきた。現在、入門~初中級までの7クラス(成人対象)で64 ...

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大耳小耳

 先日サンパウロ市内のフェイラでレコードが大量に売られている中に、『移民80周年記念レコード』なるものを発見した。ブラジル側で制作したようで、両国旗をモチーフにして「日本ブラジル」と書かれたシンプルなジャケット。内容は両国の歌がそれぞれ収録されているよう。半田知雄著『移民の生活の歴史』などは日本なら1万円以上で取引きされている。 ...

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駐在員をテーマーとするショート・ショート連作=「ブラジル諸人来たり」ブログより許可をえて抜粋=(2)=UFO

 「工場長、この辺はよくUFOが現れるそうですよ。というのは、真っ赤な嘘ですが」と、私より半年ほど早く、ブラジル支社に就任していた後輩の矢柄が言った。  「馬鹿野郎」と、私は親愛の情を込めて、後輩の頭を小突いてやった。しかし、そう言われてみれば、UFOが突然現れてもおかしくないような、見渡す限りの荒涼とした世界であった。「よくも ...

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ガウショ物語=(22)=雌馬狩り=<3>=「無茶苦茶にいい気分さ!」

 そこで男たちは群を両脇から押していった。本当の楽しみはこれからなんだ! 中でも足の速い馬を三頭、四頭、五頭も一まとめに駆り立てる、そして休む間も与えずに六レグアも一〇レグアも、一二レグアも走り続けさせる……そんな後でも、わし等はまだまだ元気いっぱいだった!…… 無茶苦茶にいい気分さ! マテを飲み、雌馬どもを走らせる、これに代わ ...

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相撲=ブラジル代表16人決まる=8月、大阪の世界大会へ

女子選手も日本行きの切符を争った

 先月11、12の両日、ブラジル相撲連盟(籠原功会長)とサンパウロ州相撲連盟(上原マウリシオ会長)共催の「世界選手権選抜大会」および「第37回サンパウロ州選手権大会」「第17回女子サンパウロ州選手権大会」が、サンパウロ市ボン・レチーロ区の常設土俵場で行なわれた。 選抜大会の優勝者には、8月29、30日に大阪堺市で開催される世界選 ...

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パナマを越えて=本間剛夫=72

 あの時、気づいてさえいたら洞窟でのアンナの挑みを強く拒絶していたのだ。サンパウロの銀行支店長秘書と米軍航空将校……戦場……。それがどう一人であると誰もが結びつけることが出来よう。エリカを許してくれ! 私は心の中で許しを求めた。「お前が入れ。司令部へ行くのだと説明するんだ」 下士官が格子の自在鍵を外した。私は格子扉を潜って二人の ...

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オーリャ!

 ブラジルに到着して3週間。事前に「治安が悪い」といわれ続け、気を引き締めていたつもりが〃少しの油断〃から意外な事実が発覚した。 先日、下宿先の部屋の鍵を編集部に置き忘れた。深夜で危ないので、しかたなく宿舎内の自室前の廊下に横になっていた時のことだ。別室のブラジル人大学生が、コラム子の部屋の鍵を手品のように渡してくれた。以前この ...

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なぜグローボ特派員は被災地の平静さに感動するのか

壊滅的な被害を受けたネパールの首都カトマンズの広場。わずかながらも市が立ち始めた様子(4月27日、Foto: Bernard Jaspers-Faijer/EU/ECHO, 27/04/2015)

 「大震災にも関わらず、ネパール国民は商店略奪もせず、家族を失った悲しみに耐え、平静を保っている」とグローポTV特派員は感動しながら伝えた▼これを見て東日本大震災の時に、同局特派員が「被災地で商店略奪は起きず、信じられないことに、被災者同士助け合う光景が繰り広げられている」との驚きを伝えていたのを思い出した。〃神〃に対する考え方 ...

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