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2015年7月7日の記事一覧

■訃報■JICA日語教師OB会長 弓場パウロさん

 サンパウロ州ミランドーポリス市の弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会)の弓場勇作パウロさんが4日早朝4時ごろ、ミランドーポリス病院で亡くなった。享年63。3年ほど前に事故で肺を痛め、今年に入り体調を悪くしていた。 1951年に同農場で生まれ、同地で大工などに従事した後、92年にサンパウロ市へ移り、鳥取県人会など各地で日本語教師を務 ...

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大耳小耳

 先週金曜朝10時、突然、編集部のインターネットが切れた。電話会社に問い合わせるとグロリア街の周辺一帯が同様で「午後6時に復旧予定」とのこと。いまどきネットがなければ記事や広告に関するメールのやり取りはもちろん、新しい記事の配信も受けられない。急きょ近隣の旅行社などでネットを使わせてもらい急場をしのいだ。思えば、未明から雨が断続 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(4)=抗争の印象は軌道修正へ

 また奥原氏は、臣道連盟や勝ち組の人々が受けた迫害を、州の真相究明委員会に持ち込んだ。その結果、州議会で公聴会が開催され、委員会が、被害者と日系社会に謝罪するという成果があがった。 さらに、6月6日、旧DOPSの本部を改装したメモリアル・レジステンシアで行われた『闇の一日』の上映会では、感嘆すべき出来事があった。脇山大佐の親族で ...

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ドウラードス日本語モデル校=創立25周年を顧みて=校長 城田 志津子=(4)

 また対外的にはコチア産業組合の支援を受けてローカルテレビを通じて、週1回、正午15分間の日本語講座を開設し、日本文化紹介に努めました。しかし、2年も経ずにコチア産業組合は経営不振に陥り、この日本語講座はやむなく中止となりました。 当時、若い教師4名は学生でした。その中には田舎に住んでいるバス通学の夜学生もおりました。バスを降り ...

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懲罰は犯罪を減らすのか

 成人年齢引き下げ(16~18歳の重犯罪に対する懲罰を成人並みに引き上げる)や重罰化問題で、世論が割れている▼青少年が殺人などの重犯罪を犯しても最長3年間、少年院にいれば自由になれるため、青少年に犯行を促す人がいる、本人も責任の重さを感じず、罪を繰り返したりするというのが賛成派の主な言い分だ。一方、成人年齢引き下げや重罰化は犯罪 ...

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ガウショ物語=(40)=密輸に生きた男=《2》=警官一握り、国境開けっ広げ

 ここリオ・グランデ・ド・スールを支配していたのは陸軍大将と呼ばれる男で、開拓地は与えたが、その後の生活は何も保障しなかった……。 お前さん、それがどう言うことか、今度中尉のポストについたら、身を持っていろいろと体験するから解るようになるだろう。 あのころ、火薬はわれらの国王陛下のもので、許可を得た何人かの大物ガウショだけしか火 ...

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イースター島が日本の島?=チリ・サンティアゴ 吉村維弘央(いくお)

イースター島

 友人の常川勇久(つねかわ・いさく)さんより、「おい、こんなの興味があるか?」と渡された新聞の切り抜きはコピーの字もぼけかけ、紙の色もすでに赤茶けた古いものだったが、これを一読して吃驚仰天した。 このコピーは勇久さんのお父さんが生前大事にしまってあった遺品の一つで、書かれていたのは元在チリ公使、大使、在ボリビア大使等を歴任された ...

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移民・棄民・貴民・日系人=マリンガ 園尾彬

 私は高卒後1年半を八幡製鉄所事務員として働いた後、1958年兄の家族と共に農業移住者として船で来ました。来た当初は、「昔の『移民』とは違う。自分は戦後教育を受けた新しい『移住者』なのだ」という自負がありました。しかし、当地では『新移民』と区分されました。 農場で2年働いた後、運命に流されるまま、マリンガ、イパチンガ、日本移住事 ...

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野菜スープ

Sopa de Legumes

 このスープのレシピは友人から教えて頂いたものです。心臓病のかたの為のダイエット食だったのですが、我が家では欠かせない一品となっています。夏の暑い日に、冷蔵庫で冷やしておいたものをいただくと、冷たくて本当に美味しくいただけます。お好みでジャガイモを入れたり、スープの中にご飯を入れたりするかたもいます。

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「日本人なくして北パラナの開拓なし」=州入植百周を盛大に祝う=前線基地だったカンバラ

百周年を記念してBR―369沿いに建設された大鳥居

 パラナ日伯文化連合会(折笠リカルド力己知会長)が主催してパラナ州日本人入植百周年記念式典が13日にカンバラ市に約150人の日系団体代表が集まり、続いて翌週20日には慰霊祭がローランジャ市日本移民センターで盛大に挙行された。カンバラは北パラナの玄関口として、また〃足場〃として重要な役割を果たし、上野米蔵と息子アントニオ、松原武雄 ...

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