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2015年10月16日の記事一覧

ジェトロ聖所長交代=南米勤務13年目の大久保氏

石田氏と新任の大久保氏

 日本経済産業省が所管する独立行政法人・日本貿易振興機構(ジェトロ)サンパウロ事務局の所長が5日より、前任の石田靖博氏(56、東京)から、大久保敦氏(50、群馬)に交代した。 石田氏は2年半の勤務を「中国経済の減速と共に、ブラジル経済も影響を受ける激変の時期にあった」と振りかえった。 「経済のポテンシャルは依然高く、言わば今は仕 ...

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無料の健康診断、24日=リ・ロータリーがACALで

案内に訪れたマルリさん

 リベルダーデ・ロータリークラブ(コロネル・シャーベス会長)が24日午前9時から午後3時まで、ACAL東洋会館(Av. Liberdade, 365)で恒例の血圧、糖尿病などの無料診察を行う。白内障や聴覚、口腔衛生の検査のほか、食事改善の相談やマッサージもある。 来社したマルリ・ゴウヴェイアさんは「健康が気になる方、お気軽にどう ...

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大耳小耳

 「夏時間」が今週土曜日深夜から始まる。土曜日の晩に、時計を1時間進めてから寝た方がよさそうだ。睡眠時間が短くなるので、気になる人は早めに寝た方がいいかも。南伯と南東伯、中西伯の10州と連邦直轄区などの夏時間を採用する州では、日曜朝の行事に参加予定の人は要注意。遠距離バスや飛行機を利用する際も、時間確認を忘れずに。来年の2月21 ...

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3年越しの大作600ページ=ADESC20年記念誌「道」

完成した記念誌を手にするマリーナさん(左)と西村会長

 農協婦人部連合会(ADESC、西村千世子会長)が創立20周年のため制作を進めていた記念誌『道―Caminho』が、このほど完成した。1995年の設立から20周年を迎えたADESCにとって、15周年時の『絆』に続く2冊目の記念誌となる。 題名の『道』には「おばあちゃんが歩んだ道のりを、子どもや孫に伝えたい」との思いが込められた。 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(52)

現在のアサイ中心街

 この平十さん、ブーグレ時代、大事にしていた良馬を盗まれた。怒り心頭、200キロもの距離を探し回った。ジャタイを経てロンドリーナまで行ったが、見つからなかった。しかし「人間万事塞翁が馬」で、ジャタイの路傍の叢に、野生の棉が開花しているのを見つけた。白く柔らかで豊かな繊維のかたまりをつけていた。 それまでは、北パラナのテーラ・ロッ ...

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ブラジル初のすし認証試験=サンパウロ市内大学で26日から

AJSAの風戸理事長

 すしの知識を正確に伝えることを目的に、『第1回すし知識認証制度事業』が26~28日、サンパウロ市ブラス区のアニェンビー・モルンビー大学(Rua Dr. Almeida Lima, 1134)で開催される。 日本の全国すし商生活衛生同業組合連合会(AJSA)が2010年1月のシンガポールを始め豪州、欧州、北米、ロシアなどで実施し ...

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『父の遺志を遂行した金城郁太郎の移民物語』本日開始

 14日付けでラモス移住地を舞台にした小説『炉辺談話』(荒木桃里著)は終了し、本日から『父の遺志を遂行した金城郁太郎の移民物語』(上原武夫著)の掲載を開始する。5月に刊行されたブラジル沖縄県人移民研究塾(宮城あきら塾長)の『群星』創刊号から許可を得て転載する。 金城郁太郎の父・金城亀は1917年、沖縄県那覇市の小禄田原からのブラ ...

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父の遺志を遂行した金城郁太郎の移民物語=上原武夫=(1)

在りし日の金城郁太郎と筆者

 戦前・戦後のブラジル日本移民約25万人、それぞれが大きな夢と希望を抱き地球の反対側ブラジルまでやって来た。その殆んどが農業移民であった。 だが、日本での宣伝やそれぞれが想像していたこととはあまりにも差異があり、表現の仕様もない過酷な苦労を重ねた移民群衆。働けど働けど食うのが精一杯の暮らしで、歳を重ねるとともに成人になった子供た ...

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「子供の日」を迎えて

 去る12日は「子供の日」だった。TVにはサンパウロ州内陸部から、一族郎党に頼まれてサンパウロ市3月25日街で、抱えきれないほどの子供へのプレゼントを買い求める人が映し出されていた。 ブラジルはとにかく子供を可愛がる傾向が強い。赤ん坊連れはどこに行っても優遇され、行列もバスの座席も優先だ。「ベビーカーで混んでいる電車に乗るな」と ...

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収入の半分近くを国債の利払いに浪費する国が、まずすべきことは何か

2014年の政府支出。左側の黄色い部分45・11%「juros e amortizações da dívida pública」を直訳すると「債務の利息および償却費」だが、要するに「国債の利息」を意味すると掲載元サイト(www.auditoriacidada.org.br)にある

 借金の利払いのために収入の半分を使っている一般家庭があれば「借金しすぎ」と判断されるが、実はブラジル政府もそれに近い状態だ。我々が国に払っている高い税金の半分近くが、国債の利払いに浪費される。本来なら税金は教育、医療、インフラ整備などの公共投資に回されて国の富を豊かにすることで国民に還元されるはず…▼この公債問題の専門家マリア ...

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