ホーム | コラム | オーリャ! | 「子供の日」を迎えて

「子供の日」を迎えて

 去る12日は「子供の日」だった。TVにはサンパウロ州内陸部から、一族郎党に頼まれてサンパウロ市3月25日街で、抱えきれないほどの子供へのプレゼントを買い求める人が映し出されていた。
 ブラジルはとにかく子供を可愛がる傾向が強い。赤ん坊連れはどこに行っても優遇され、行列もバスの座席も優先だ。「ベビーカーで混んでいる電車に乗るな」と言われたり、バスの中で赤ん坊が泣き出すと、親が可哀想なくらい周りに怯えている日本と大違いだ。
 ただし、それが行き過ぎて「子供に甘すぎる」と思う光景もしばしば。公共の場で子供がはしゃぎ回っていても誰も注意しない時など閉口する。
 赤ん坊が生まれることを「dar à luz」と表現するが、家庭の中に「光りが灯る」ように赤子が雰囲気を明るくするのだろうか。日本語では、そんな表現はない。子供に対する考え方に日伯の違いが端的に出ている。(規)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 日本宗教がディズニー監督の心の支え2017年5月23日 日本宗教がディズニー監督の心の支え  ブラジル人初のディズニーアニメ映画監督となった松田レオナルドさんとの取材後、「もしも書きたければ、私が創価学会で仏教を学んでいることを記事に加えても大丈夫です」と松田さんからメールが入った。  調べてみると同学会のニュースサイト「SEIKYO Online」に3月27日付け […]
  • コラム オーリャ!2004年12月28日 コラム オーリャ!  一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。 […]
  • ブラジルに怒り魅せられた旅2019年11月20日 ブラジルに怒り魅せられた旅  14日夜、翌日からの連休を利用し、旅行しようとサンパウロ市のチエテ・バスターミナルへ向かった。友人から「ターミナル近くの歩道橋が崩落し、大渋滞になっている」と知らせがあり、コラム子はメトロを使ってターミナルに移動した。  歩道橋崩落の影響でバスは発車予定時刻になっても来ない […]
  • いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!2019年10月10日 いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!  日本の演歌歌手・北山たけしが4日にサンパウロ市の日伯友好病院を訪問し、イペーを植樹した。1984年に北島三郎も同病院敷地内にイペーと桜の植樹を行ったこともあってか、日本のスポーツ新聞サイトでも報じられた。  だがそれらの記事をみると、6日に開催された「移民111周年記念スペ […]
  • 日本にはない「祭りダンス」2019年9月10日 日本にはない「祭りダンス」  先日、北パラナの日系イベントで盆踊りを目にした。参加者は月とちょうちんに照らされ、やぐらの太鼓奏者を囲み、歌謡曲などに合わせゆったりと踊っていた。若者や非日系人も多く、「これが日本文化継承の姿か」とぼんやり眺めていた。  数曲の歌謡曲が終わり、盆踊りも閉幕かという頃、突然1 […]