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石田氏と新任の大久保氏
石田氏と新任の大久保氏

ジェトロ聖所長交代=南米勤務13年目の大久保氏

 日本経済産業省が所管する独立行政法人・日本貿易振興機構(ジェトロ)サンパウロ事務局の所長が5日より、前任の石田靖博氏(56、東京)から、大久保敦氏(50、群馬)に交代した。
 石田氏は2年半の勤務を「中国経済の減速と共に、ブラジル経済も影響を受ける激変の時期にあった」と振りかえった。
 「経済のポテンシャルは依然高く、言わば今は仕込みの時期で、政府には国民のための政治を期待したい。また日本が再成長の助けになれるはず」と見据えた。今後は東京本部勤務となる。
 後任の大久保氏は、前職は富山事務所長。それ以前には93年から5年間サンパウロ市で、02年からは7年間のチリで勤務を行い、中南米情勢には明るい。
 「かつて勤務したブラジルには人一倍思い入れがある。落ち込みの時期にあるブラジル経済の復活を信じ、企業のサポートを続けたい」と意気込みを語る。
 また聖、南大河州で19日から開催される、日本の部品メーカーのブラジル進出を目標にした『自動車部品商談会』が初仕事となり、今後も日本企業のサポート事業を実施していく。

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