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御一家(平成25年11月10日宮内庁撮影)【写真提供:宮内庁】
御一家(平成25年11月10日宮内庁撮影)【写真提供:宮内庁】

皇室ご来伯への期待高まる新年=パラナ州 入植百年、姉妹提携45年・日伯外交120周年も盛大に=ご臨席はコロニアの願い

 移民50年祭当時、勝ち負け抗争は鎮火していたが、〃本物の皇族〃が50周年に来られることは、コロニアが日本から忘れられていない明白な証拠であると同時に、戦争でひしがれた戦後日本の復活を象徴するものであった。
 三笠宮(みかさのみや)殿下は現在存命中の皇族中で最長老者の99歳、大正天皇と貞明皇后の第四皇子。今上天皇の叔父にあたる。1915年(大正4年)12月2日生まれなので、新年12月に百歳をお迎えになる。海外日系人大会にも数多く参加され、最もブラジル日系人に近しいお一人といえよう。

宮殿回廊にて(平成26年10月1日宮内庁撮影)【写真提供:宮内庁】

宮殿回廊にて(平成26年10月1日宮内庁撮影)【写真提供:宮内庁】

 皇室に関係した今年の重要な出来事といえば、宮内庁が昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」を9月に公開したことも挙げられる。この「実録」は昭和天皇の生涯の動静を記録した唯一の公式記録集だ。1901年のご誕生から89年のご逝去、大喪の礼までの出来事を、側近の日誌や公文書、関係者の日記など約3千点の資料をもとに記述し、全61冊(計約1万2千ページ)に及ぶ。90年度から実録の編さんを始め、完成までになんと24年余りを要した。

 20年前の日伯修好条約締結百周年の時、1995年11月8日には聖州ではバンデイランテス宮で紀宮(のりのみや)さまをお迎えし、マルコス・マシェル副大統領臨席の下に式典が行なわれた。翌9日、ブラジリアのイタマラチー(外務省)でも華やかな式典が挙行された。その紀宮さまもご結婚され、黒田清子(くろだ さやこ)さんになられた。
 移民90周年を記念して、前年の1997年には天皇皇后両陛下が御来伯された。さらに2008年の移民百周年では皇太子殿下が御来伯されたことは記憶に新しい。
 新年の120周年式典に皇室のご列席を期待するコロニアの声は強い。高齢化した一世からは「皇室を目前にする機会は、これが最後かもしれない」との声も聞こえる。もし御来伯が実現すれば、一世の抱く崇敬の念を、二、三、四、五世らにも伝える良い機会になるに違いない。


一世の抱く崇敬の念を、二、三、四、五世らにも伝える=実行委、3月から本格始動=山脇委員長「南米進出の選択肢に」

12月8日に実行委員会幹部で知事を訪問

12月8日に実行委員会幹部で知事を訪問

 日伯外交樹立120周年の節目の年は、ブラジルと皇室の関係においても重要な年だ。最初の皇族来伯は1958年6月、移民50年祭にご参加された三笠宮御夫妻だからだ。
 当時、勝ち負け抗争は鎮火していたが、〃本物の皇族〃が50周年に来られることは、コロニアが日本から忘れられていない明白な証拠であると同時に、戦争でひしがれた戦後日本の復活を象徴するものであった。
 三笠宮(みかさのみや)殿下は現在存命中の皇族中で最長老者の99歳、大正天皇と貞明皇后の第四皇子。今上天皇の叔父にあたる。1915年(大正4年)12月2日生まれなので、新年12月に百歳をお迎えになる。海外日系人大会にも数多く参加され、最もブラジル日系人に近しいお一人といえよう。
 皇室に関係した今年の重要な出来事といえば、宮内庁が昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」を9月に公開したことも挙げられる。この「実録」は昭和天皇の生涯の動静を記録した唯一の公式記録集だ。1901年のご誕生から89年のご逝去、大喪の礼までの出来事を、側近の日誌や公文書、関係者の日記など約3千点の資料をもとに記述し、全61冊(計約1万2千ページ)に及ぶ。90年度から実録の編さんを始め、完成までになんと24年余りを要した。
 20年前の日伯修好条約締結百周年の時、1995年11月8日には聖州ではバンデイランテス宮で紀宮(のりのみや)さまをお迎えし、マルコス・マシェル副大統領臨席の下に式典が行なわれた。翌9日、ブラジリアのイタマラチー(外務省)でも華やかな式典が挙行された。その紀宮さまもご結婚され、黒田清子(くろだ さやこ)さんになられた。
 移民90周年を記念して、前年の1997年には天皇皇后両陛下が御来伯された。さらに2008年の移民百周年では皇太子殿下が御来伯されたことは記憶に新しい。
 新年の120周年式典に皇室のご列席を期待するコロニアの声は強い。高齢化した一世からは「皇室を目前にする機会は、これが最後かもしれない」との声も聞こえる。もし御来伯が実現すれば、一世の抱く崇敬の念を、二、三、四、五世らにも伝える良い機会になるに違いない。

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