ホーム | 日系社会ニュース | 和歌山県人会=初の二世会長が誕生=谷口ジョゼ副会長が就任
会長に就任し新役員を読み上げる谷口さん(左端)
会長に就任し新役員を読み上げる谷口さん(左端)

和歌山県人会=初の二世会長が誕生=谷口ジョゼ副会長が就任

 和歌山県人会が1日午前、「2015年度定期総会」をアクリマソン区の同会会館で行なった。役員改選が行なわれ、2005年から会長を務めた木原好規さんが退任し、副会長だった谷口ジョゼさん(72、二世)が第七代にして初の二世会長に就任した。
 木原さんは冒頭、「創立60周年事業により14年始から忙しく過ごしたが、盛大に終えることが出来、関係者に厚く感謝申し上げる」とあいさつし、後任に谷口さんを推薦した。
 新会長は1942年、サンパウロ州ツッパン生まれ。85年に県人会に入会し、翌年には当時会長だった味村利光氏から推薦され、第三副会長に就任した。社会福祉法人「こどものその」では、昨年まで理事長を4年間務めていた。
 谷口会長は「退職後に日本語を学び直したが、未熟。だが県人会のためにできる限りを尽くしたい」と決意を述べた。
 14年度の事業として、仁坂吉伸知事ら75人の慶祝団を迎えた4月の創立式典、および南麻州ドウラードス訪問、県連日本祭り、婦人部のピクニックとビンゴ大会、青年部バザーなどが報告された。15年の事業として、3月の敬老慰安ピクニック、同月末からの母県答礼訪問、7月日本祭り、11月屋台祭りなど予定している。
 14年度の収入は25万5632・44、支出は24万6653・55。15年度の予算案として収入10万9609、支出7万7600を計上している(単位はレアル)。
 先立って臨時総会も行なわれ、定款改正の承認がなされた。モジ、ドウラードス支部に加え、アチバイア、ロンドリーナ、バストス支部を明記。婦人部、青年部も追記された。日語名称も『在伯和歌山県人会連合会』から『ブラジル和歌山県人会』に変更となった。
 また翌週には婦人部も総会を行ない、部長が木原恵美子さんから宮下チエコさんに交代した。2015年度役員は次の通り(敬称略)。
 【会長】谷口ジョゼ【副会長】坂上拓生、西山隆一郎、辻誠也【会計】宮下望、篠崎満夫【書記】内田アリッセ・ハツエ、角ジュヴェナル智明【監査役】洲崎順、平敬介、寺本豊造【監査補佐】永井エジソン、南タダヒロ、宮下栄加【顧問】下本八郎、薮田修、橋詰信八郎、南忠孝、木原好規

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