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東西南北

 カンタレイラ水系に20年ぶりの降水量をもたらした2月も今日で終わり。昨日、27日午前9時現在の同水系の降水量は293・7ミリで、同月の平均月間降水量よりも100ミリ近く多かった。1月の降水量が148ミリで平均に120ミリほど足りなかったことを考えると、一気にその差を詰めた格好となった。また、アウト・チエテへの降水量は300ミリを超え、グアラピランガの水位は60%を超えた。あとは、カンタレイラで11・1%、アウト・チエテで18・7%まで回復した水位が3月以降の雨でさらに上がるかどうか。奇跡が続いて欲しいものだが。
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 25日の大雨でサンパウロ市中央部サンタセシリアで倒木が起き、高圧線が切れて車の上に垂れたために車から降りようとした人が感電死した後、電線の管理問題が取り沙汰されている。ピニェイロスでは12~13年に、裸電線が垂れたままにならないように整理する作業を行ったにも関わらず、現在も電柱の周りに電線が見苦しく巻きついたところがあるという。住民の中には「電線に足を取られて倒れそうになったのを見たことがある」人も。市民の安全も考えてなんとかしてほしいが。
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 少し前から日本で話題になっていたパルメイラスのオズワルド・デ・オリヴェイラ監督の日本代表監督就任の噂がブラジルでも本格化し、新聞紙上を賑わしはじめた。同氏は鹿島アントラーズで2007~11年に指揮を取り、3度優勝に導くなど日本での信頼感も強い。だが、パルメイラスの選手は同監督の残留を強く望んでいるという。

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