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4・12デモ参加の勧め

 「ブラジル史上最低の支持率7%の大統領」「辞任でも剥奪でも弾劾でもいい。合法的にジウマを辞めさせろ」「こんな汚職だらけの政府、見たことない」「彼らは何も分かっていない。私たちの政党は〃ブラジル〃そのもの」などの呼びかけがインターネット上を駆け巡っている▼12日(日)にはサンパウロ市パウリスタ大通りのMASP周辺を中心に、午後2時ごろから第2回目の抗議デモが予定されているからだ。軍警発表では前回の3・15は100万人が同大通り周辺に集まったが、今回はそれ以上との予測も。呼びかけ団体の一つVem Para Ruaは全伯273市で呼応したデモがあるという▼もう一つの団体Movimento Brasil Livreも161市でデモがあると予告する。こちらの運動の中心人物の一人がカタギリ・キムで、19歳なのに彼のフェイスブック賛同者は5万人近くいる新世代の日系人だ。彼はジェン・ウィリ下議から「政治的文盲」と批判されたのに反発し、「オレに知的な拳骨を食らわせて見ろ!」と噛み付いている過激な若者だ(ブラジル・ポスト電子版4日付)▼日本移民や日系人はあまりデモに参加してこなかったが、「ブラジルを良くする」ことに反対する者もいない。外国人だって税金を払っているし、政治腐敗はゴメンだ。なら一度参加してみてはどうか。黄緑のシャツを着る必要はない。ただそこに姿を現すだけで十分な意思表示だ▼自分が行けないなら、子や孫に参加するよう促してもいい。県人会や文協の青年部で示し合わせて参加する手もある。構える必要はない。ただその場にいるだけで〃この国の歴史に参加した〃満足感が味わえるだろう。(深)

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