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PTは政権をPMDBに業務委託した?!

 《ブラジル版派遣法案の下院緊急通過は、ジウマが政権をPMDBに業務委託(テルセイリザソン)したことを意味する》とエスタード紙(E紙)読者欄にあり、うまいことを言うと唸った▼「派遣社員を使える業種を大幅拡大する」という企業から要望が強かった法案であり、組合から支持されたPT主導の政権なら議会承認は不可能だったはずだ。その直前に、行政府と議会の調整役という重要な大統領府政局調整長官をテメル副大統領(PMDB)に兼務させたタイミングで、企業との関係が深い同党の息のかかった法案が動き出し、緊急可決された感が強い▼ジウマはこの10日に第二次政権発足100日目を迎えた。ブラジル格付け降格を避けたい一心の新蔵相の強い思惑から、国家収支を好転させるために歳費削減と増税の嵐―。PIBはほぼゼロ、インフレは20年来最悪。その間に上下両院議長、同政局調整長官などの要職がPMDBへ。その様子を冒頭の言葉は、PTが政権を〃業務委託〃したと表現した▼10日付E紙には、テメル副大統領とルーラ前大統領が握手している写真に「休戦なき政府再出発」との見出し。両党はルーラが仕切り直しをした―と暗示している。ジウマは両手をもがれ、後ろ盾すら失ったのか…▼「窮鼠猫を噛む」との金言があるが、PTの会計ジョアン・バカリ氏を招聘したペトロロンCPI会場にネズミが放たれた。E紙読者欄にはさっそく、そのネズミは《プロピーナドゥト(賄賂下水道)を通ってきて、会場を〃我が家〃のように感じたろう》と皮肉っていた。と思えば、実はモンゴル産リスだったとの報道も。ああっ、ネズミすらニセモノ?! (深)

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