ホーム | 日系社会ニュース | ピエダーデ文協=富有柿祭りに5万5千人=1キロ級の巨大なものも
開会式に参加した中島会長(左から1人目)とペレイラ市長(左から5人目)ら
開会式に参加した中島会長(左から1人目)とペレイラ市長(左から5人目)ら

ピエダーデ文協=富有柿祭りに5万5千人=1キロ級の巨大なものも

 ピエダーデ文化体育協会(中島秀雄会長)が市との共催で、『第15回ピエダーデ富有柿祭り』を5月15~17日、同会館で行った。3日間で5万5千人(主催者発表)が入場する大盛況となった。同祭は、同市の特産物である富有柿を宣伝する目的で開催され、同会館では市内で生産された富有柿の展示や婦人部による販売が行われた。
 15日に開会式が行われ、中島会長が挨拶を行い、マリア・ペレイラ同市長、在聖総領事館の飯田茂領事部長らが祝辞を述べた。品評会では、糖度や大きさ、見た目などで評価された富有柿の展示も行われた。太陽を思わせるほど真っ赤に実った柿や重さ990グラムの巨大な柿が来場者を驚かせた。
 17日には恒例の品評会授賞式が執り行われ、川上哲司さん(77、鹿児島)が総合の部で優勝した。川上さんは「ピエダーデ柿生産者協会」の設立者でもあり、これまで柿の品種改良に努めてきた。
 自分も富有柿生産を行う中島会長は、「今年の柿は雨の影響もあり、どの農家も二割ほど生産量が減ったようだが、それでも自信を持って出荷できるものができた。今年も盛大に祭りを開催できて嬉しい」と安堵の表情を浮かべながら話す。
 ピアダーデで入植が始まったのは1935年頃からで、初期はトマトやにんじんの生産を行い、富有柿の生産を始めたのは1955年からだという。高地に位置し、昼夜の寒暖差が大きい同地域は糖度の高い柿の生産に適し、徐々に名産地として名を上げた。
 現在は約35家族が生産に携わり、最近ではサンパウロ市内の高級住宅街の青果店などでブランド品としても販売され、人気を博している。
 また富有柿以外にも、バタタやセボーラといった馴染みの深いものからヤーコンなど珍しい野菜、バナナや苺のなどの果実、生花まで農作物約140種類以上を生産しており、会場での展示も行われた。
 同市で造園業を営む、高野信喜さん(69、宮崎)、信太郎さん(40、二世)親子による庭園の展示や、藤巻マリオさん(47、三世)による16種類の花で作られた花畑の展示も行われ、会場を華やかに彩った。

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