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マナウス市で連続殺人発生=17日から35人が犠牲に

 アマゾナス州都マナウス市で、17日午後から発生している連続殺人事件の犠牲者は21日午前11時の段階で35人を数えると21日付G1サイトが報じた。
 連続殺人事件は軍警が捜査にあたっている。オルンド・アマラル市警署長によると、最初の8人の被害者は窃盗、窃盗や麻薬取引に関わっていた者たちだった。同署長は、連続殺人に先立つ17日に起きたアマゾナス州軍警軍曹の強盗殺人事件の捜査が、連続殺人事件を解決する鍵であるとしている。
 「これは、犯罪集団の軍警に対する報復であるかもしれないし、犯罪者同士の内部抗争が一般市民の生活の場に出てきてしまっているのかもしれない。いずれにせよ、犯人はやった事の報いを受けねばならない。私たちは、17日に起きた軍曹死亡の調査に焦点を当てていて、これを明らかにする事が、連続殺人解決につながると確信している。捜査を進め、犯人を必ず捕まえる。全容を明らかにする事が、被害者と遺族への責務だ」と同署長は語った。
 多くの事件の目撃者が犯行現場で同じ赤い車やオートバイを目撃しているため、ファビオ·モンテイロ・アマゾナス州検事総長は、連続殺人事件には組織的犯罪グループが関係している可能性があると考えている。

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