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東西南北

 連邦検察庁によるクーニャ下院議長やコーロル元大統領に対する起訴は昨日、今日付で報じているが、ロドリゴ・ジャノー長官はその起訴状で「暴君や残忍な為政者は一時は無敵にさえ見える。だが、結局は滅びている」と書いて話題を呼んでいる。これは、「不暴力・不服従」で知られるインドの政治指導家、マハトマ・ガンジーが1921年に発表した「ガンジー自伝」に書かれていた言葉だ。政治的な権力を持つ人たちによる汚職を揶揄するために引用した言葉であると思われるが、100年近く時を経ても有効な言葉だ。この発言が引用されたことで、同自伝が書店で求められそうな予感も。
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 ミナス・ジェライス州サンロウレンソで15日、18日、19日の3日間で、猫の尻尾部分が合計で約280匹分、ゴミ袋の中に詰め込まれていたのが発見された。同州市警は、最初のゴミ袋が発見されたのが、同市で毎年恒例の祭典で今年も8月1―10日に行われた「フェスタ・デ・アゴスト」の会場であったことから、同フェスタのシュラスコ・パーティで猫の肉が売られなかったかについて調査中だ。また市警は、黒魔術の儀式が行われた可能性も疑っている。
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 20日に行われたサッカーのブラジル杯ベスト16の初戦で、サンパウロは本拠地モルンビの試合で、全国選手権2部のセアラーに1―2で敗れた。サンパウロは16日の全国選手権でも、モルンビでゴイアスに0―3で大敗しており、地元のファンの前で、立て続けの屈辱の敗戦をさらしてしまった。ここから巻き返せるか。

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