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靖国献詠歌句、6人入選=初応募者の入賞も

入賞した寺田さん

入賞した寺田さん

 靖国神社が「創立記念日祭」と「みたま祭」に合わせて毎年実施する献詠歌・献詠句において、ブラジルから6人が入賞した。
 窓口となった靖国ドブラジルの浜口イネス晴海会長、下本八郎副会長らとともに、受賞者が本紙を訪れ、喜びを語った。
 初応募で見事入賞した寺田雪恵さん(79、愛媛)は、「その日は青空に凧が上がっていて、浮かんだ気持ちをそのまま歌に書いた。まさか入選するとは」と笑顔を見せた。入選作は次の通り(敬称略)。
【献詠歌】(兼題=夢)
◎ブラジル中耕す夢を抱きし父五ヘクタールも耕さず逝く(内谷美保)
◎少年の夢をのせたる凧あがる青く澄みたるブラジルの空(寺田雪恵)
【献詠句】
◎戸をたたく人の声あり寝正月(浅海護也)
◎娘来て妻の春愁遠退けり(村上士郎)
◎ブラジルに古りて幾年雪を見ず(富岡絹子)
◎生きのびて我が身重ねる冬の蝶(井上富美子)

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