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ベネズエラの選挙まで1カ月

 ベネズエラの国会議員選挙までちょうど1カ月となった。大統領選は僅差で勝ったマドゥロ氏の支持率が低迷、国際世論に押されるように実施が決まった選挙で、南米諸国連合(ウナスル)が監視団を派遣するはずだったが、ブラジル選挙高裁が不参加を表明後、連合内でも選挙まで1カ月ない中では監視活動は無理との声が出始めた▼ベ国国会は一院制で、マドゥロ大統領が意のままに権力を行使する事を認めてきたが、高インフレに生活必需品の品薄、国際通貨の不足で物資輸入も困難になるなどで国民の生活も困窮。昨年2月には大規模な反政府デモも起きた▼マドゥロ氏はこのデモ後、デモを生中継したメディアに制裁を加えると警告するなど、締付けを強化し、野党リーダーで「民衆の意思」党首のレオポルド・ロペス氏逮捕も命じた。ロペス氏は今年9月、暴力を扇動し、大統領追放を図ったとして13年9カ月の実刑判決を受けた▼10月25日付エスタード紙などによると、同裁判に関わった検事の一人は、政府から偽の証拠を提示せよと圧力をかけられた事などを暴露するビデオを公開後、家族と共に国外に逃亡した。ロペス氏は裁判の日、担当判事に「有罪判決なら、判決を聞く私よりそれを読み上げるあなたの方が恐怖を感じるはずだ。あなたは私が無実だと知っているのだから」と言ったともいう▼こういった話を聞くと、ルーラ前大統領が連警が息子の会社を捜査したといきり立ち、ジウマ大統領や法務大臣への不満をぶちまけた事などが連日報じられるブラジルは、まだまだ健全だなと改めて思う。ベ国での議員選が同国民主主義熟成の証となるよう、12月6日の結果を見守りたい。(み)

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