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「極右」を通り越して「王朝の権力争い」

カルロス氏(左)(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

カルロス氏(左)(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 1月中旬からのボウソナロ政権のつまづきがお粗末だ。それを引き起こしたのはボウソナロ大統領自身ではない。それを起こしたのはまぎれもなく、彼の息子たちだ▼つまづきの発端となったのは長男フラヴィオ上院議員の、リオ州議員時代の幽霊職員の不正雇用疑惑で、昨年末にさかのぼる。疑問に満足に答えることなく、ふがいない姿を露にした。疑惑の捜査にこそ踏み切られてはいないが、今や世間は長男を、「犯罪のために利用された実態のない人」を意味する隠語「ラランジャ(オレンジ)」とのあだ名で呼ばれ、ちょっとした流行語にもなっている

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