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 当地で日本の本を注文しても、届くまで3カ月程度かかる。朝日新聞の「天声人語」などで有名な疋田桂一郎記者の本が欲しいのだが、日系書店でも見つからない。先日の文協の古本市ならもしやと思ったが、やはり無かった。おもえば最近は「電子書籍」といって、ネットでダウンロードすることが出来る本が増えている。本屋にも図書館にも行かず、パソコンを前にクリックするだけで本が読めるのは奇妙な感覚だ。思えば、ニッケイ新聞もPDF版の購読者が増えている。とはいえ「新聞は紙、データではさびしい」という「紙」派のコラム子は少々、古風な部類か。
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 本紙編集部も入るサンパウロ市グロリア街の「日毎ビル」地階で11日午前11時ごろ、一世の男性が強盗被害に遭った。男性がエレベーター前で待っていると、10代の2人組にリュックサックを脅し取られた。中身は身分証明書のコピーだけだったというが、玄関にはポルテイロ(門番)もいるのに、真っ昼間から建物内で強盗とは……。以前にはあまりなかったことが、最近は起きるようになりつつある。パウリスタ大通りを始め、あちこちで邦人の被害が続出との噂も。不況が進むと治安が悪化する。何ごとも、ご注意を。
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 東洋街のガルボン街とバロン・デ・イグアペ街の交差点に土曜日から、エスペチーニョ屋が開店している。4・9レから牛、鳥、チーズといった定番のブラジル式メニューを扱っている。はっぴには「春夏秋冬」「福井」といった漢字があるので、もしや日本式焼き鳥などのメニューもあるのかと覗いてみたら、おにぎり(4レ)だけだった。せっかくなら、和風の甘辛いタレのつくねなどの焼き物もあった方が、東洋街を訪れる人にはウケそうだが。

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