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東西南北

 ラヴァ・ジャット捜査妨害でのデウシジオ上議現行犯逮捕は、ブラジルを震撼とさせ、メディアの反応も非常に大きなものとなっている。26日はフォーリャ紙、エスタード紙共に、各々14ページ近い政治関係の記事のほぼ全てをこの件に関して割くほどの熱の入れようだった。週末はヴェージャ誌をはじめとした週刊誌も続々と発売されるため、週末にかけて引き続き話題沸騰となることは間違いない。なお、デウシジオ氏らとの秘密会議の内容を録音して暴露したセルヴェロー氏の息子ベルナルド氏は、「父の弁護士が信用できない人物だったから」とその理由を語っている。捜査上で大きな転機になりそうな予感も。
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 今回のデウシジオ氏に対する録音証拠暴露で思わぬ立場に立たされたのがロマーリオ上院議員だ。この録音の中でセルヴェロー氏の弁護士エジソン・リベイロ氏が、同上議には「スイスに隠し口座があるが、逮捕されないために預金を引き出すよう注意されている」と言及したからだ。さらに、デウシジオ氏からも、次期リオ市長選に関して怪しげな会談をエドゥアルド・パエス市長と行っていたとも語られた。ロマーリオ氏の反論はいかに?
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 25日に行われたサッカーのブラジル杯決勝第1戦は、ホームでパルメイラスを迎え撃ったサントスが、ガブリエルのゴールで1―0で勝利した。2戦目はホームで戦うパルメイラスが逆転優勝するには、2点差以上での勝利が必要だ。今年からは合計得点が同じなら、「敵地での得点の多い方が勝ち」ではなく、PK戦に持ち込まれる。

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